トマト共同選果始まる 「りんか409」品質、食味共に最高
2012.08.13
胆振管内JAむかわで7月23日からトマトの共同選果が始まり、1日4,000ケース(1ケース4キロ入り)を道内外の市場に出荷しています。今年は高温がつづき色づきも早く、53名の生産者は猛暑の中で収穫作業に追われています。共選場では臨時やパートタイマーなど20名以上が22種類に自動選別されたトマトを箱詰し、7月末は4,000ケースを関東方面に、8月に入り関西方面にも出荷が始まりました。一昨年から消費者や市場の人気を得ている品種「りんか409」に大幅に切替。作付面積も94%と大半を占めます。酒井蔬菜園芸課長は「日持ちと品質、食味、果肉ともに優れている」と、力を込めました。
現在、価格は1,300円(秀品LM)前後で推移しており、昨年度よりは価格は安めですが、これからがJAむかわのトマト産地としての始まりです。10月末頃まで収穫が続けられ、秋は寒暖差も大きく、糖度も高くなり市場や消費者の評価も一段と高くなります。鵡川蔬菜園芸振興会トマト部会(時田牧男会長・部会員53名)は規格、品質の統一や秀品率アップなどで全体の底上げを図ってきました。トマト部会では今年度の収穫量を1,900トン、販売高6億3千万円を目標に、A品(秀品)率6割をめざしています。トマトは鵡川蔬菜の主力作物として毎年実績を伸ばし続け、安心、安全面でも道のイエスクリーンに認定され、殆どの部会員は堆肥を使用し、50%以上の有機質肥料を投入する事で農薬に頼らない技術の向上に努めています。安心安全なトマト作りに毎年挑戦しつづけています。
トマトの選別ライン
トマトの選別・見逃しません