新規就農研修修了式
2012.11.15
11月7日、むかわ町農業センターで、むかわ町地域担い手育成センター第3期実践研修者の吉田幸生さん(47歳)の修了式が行われました。晴れの修了式には苦楽をともにしてきた奥様の博美さんも同席し、担い手センター中奥武夫会長から修了証書を受け取りました。冨士隆久副町長は「研修体験を生かし、むかわ農業を切り拓き新風を」と祝辞を述べました。
吉田さんは「担い手センターと多くの皆さんの支援に感謝し、精一杯頑張ります」と決意を表明しました。吉田さんはこの3年間に町内で農業体験をし、真摯な姿勢が評価され平成23年4月、鵡川研修農場「豊城ファーム」の3人目の研修者に選ばれました。研修農場は2名体制で、トマトやレタスなどの施設野菜づくりから出荷までを自らが管理運営していくことで、就農への力をつけていく所。すでに2名が農業者として自立しています。
吉田さんの前職はサラリーマンで転職に際し農業なら出来そうだと選択しました。しかし、研修や実習を積むほどに農業は簡単なものではないことを実感します。最初は奥さんも同意しなかったが、吉田さんの情熱と頑張りに良き理解者となりました。
平成23年3月、家族4人がむかわ町の住民となった。今年から吉田さんは新研修者を教える立場になり、一層勉強になり手応えを感じはじめました。
今秋、吉田さんは町内田浦地区にハウス8棟を建てレタスとトマト栽培に取り組むことに。「農業は今年が良くても来年は分からない。同じ条件などないからそこに難しさがある。技術的にはまだまだですが、早く一人前になり今までお世話になった人に恩返しをしたい」と吉田さん。夢が現実に一歩を踏み出した吉田さんに近くの人たちも応援と支援を惜しみません。
中奥会長から修了証書の授与
奥さんの博美さんと共に