北海道花き品評会表彰式
2013.12.10
プライズメイドを栽培
アルストロ・プライズメイト
はまなす花き(株)賞受賞の内海宏昭さん (中央)
むかわ町の花き農家の内海宏昭さんは、札幌花き地方卸売市場で開かれた第33回北海道花き品評会切り花の部で「はまなす(株)花き賞」を受賞。11月27日、札幌パークホテルで品評会の受賞式が行われた。
本年度の出品種類は14品目で8市町村から41名74点で審査が行われた。内海さんは4点を出品したなかで、アルストロメリアのブライドメイドが賞に輝いた。
内海さんは今年2月からむかわ町花き生産組合の部会長を務め、収穫のタイミングを逃さず、全員で規格や品質の安定を図ってきた成果が表れた。
アルストロメリアは周年出荷で収入も多いが、苗1株のロイヤリティー(栽培契約料金)も高く、4年で株を更新しなければならず、近年の燃料高騰で冬場の暖房費もバカにならない。入賞したブライドメイドは平成24年に導入した新品種で、春に定植し秋に収穫を迎えた。ベージュの蕾は開くにつれて淡いピンク色になり、花粉がなく花持ちの良い品種だが夏場花付きが悪いのが難点。しかし、鵡川の冷涼な気候と培ってきた技術を生かし、今回の受賞となった。
花作りをはじめて10年。内海さんは「新品種で入賞できて嬉しい。消費者に喜ばれる花作りと、これからも魅力ある産地にしてゆきたい」と力を込めた。