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収穫に向けトマト栽培技術現地講習会開く

2015.07.07

JAむかわの蔬菜園芸振興会トマト部会(平島道弘部会長・部会員65名)は平成27年6月26日、定植後から収穫までの栽培管理について学ぶ現地講習会を開いた。

開催地はトマト10棟(1棟100坪)を栽培し、新規就農をめざす実践農場で行われた。講師は(株)サカタのタネ北海道研究所の池田幹さんと胆振農業改良普及センター東胆振支所の渡邉和重調整係長が務め、会場のハウス前には55名の部会員が講義に耳を傾けた。

池田さんはトマト部会の主力品種「りんか409」などの研究者で、かん水、追肥、高温時の管理を中心に話しを進めた。「今年は天候不順で各産地苦労している。ハウス内が乾燥しているので、3段花房開花期がかん水の開始時期だが、ハウス内が乾燥しているので早めのかん水が望ましい。かん水の基本は少量多回数が基本」などの要点を話した。また追肥も3段開花頃から状態を見ながら行い、草勢の維持に努めることや、高温時の管理ではハウス内の温度を30度にとどめるための遮光対策や、かん水などについて説明した。

普及センター渡邉係長はYES!clean(イエスクリーン)化学合成農薬の使用基準や平成27年の防除体系について話した。また「ハウス内外の除草や病害虫などを防ぐための環境整備も大切」と力をこめた。さらに、かん水の時期や、病気などについての質問にも、わかりやすく答えていた。講習会終了後も部会員は互いの情報交換や、農場のトマトの生育状況や環境整備を視察した。

平島部会長は「秀品率アップに向け今後も講習会を開き、部会員総意のもと、安心安全でおいしいトマトを消費者に届けたい」と話した。部会員のたゆまぬ努力で、鵡川産トマトは7月中旬収穫期を迎える。

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