実践研修者終了式と3名の就農祝う
出席者全員で記念撮影
新規就農者3名の修了式
平成27年11月2日、むかわ町鵡川農業センターで、むかわ町地域担い手育成センター第5期実践研修者の札幌市出身阿部育生さん(43歳)と福岡県出身岡松諒さん(31歳)、農業技術継承研修の岩手県出身大森英孝さん(38歳)の修了式が行われた。開会式にはむかわ町農業委員会中島勝美会長や胆振農業改良普及センター東胆振山田和夫支所長ら8名の来賓が出席した。長門宏市会長は「3名は優秀な成績を残し、体験を生かせば好結果につながる。奥さんと共に将来のむかわ農業を担って頂きたい」と祈念の挨拶をした。
来賓を代表して竹中喜之むかわ町長は「新規就農を支えてきたご家族や担い手育成センターに感謝とお礼を申し上げます。今後もTPP交渉の締結など時代は大きな転換期を迎えようとしていますが、支援は惜しまないので、研修の成果を踏まえ、新鮮なパワーとエネルギーを発揮し、地元の人たちと連携を図り、ご活躍を期待しています。」と祝辞を述べた。
夢を叶えるために奮闘してきた研修生、支えてきた奥さんたち、研修の修了を祝う人たちが見守る中、長門宏市会長から修了証書授与が行われた。修了者の決意表明がなされ、阿部さんは「2年6ヶ月担い手育成センターに感謝。就農協力に感謝。反収を上げ高品質野菜を作り安定経営をめざす」と決意を述べた。岡松さんは「就農することができた。走りすぎるので奥さんに手綱をしめてもらい、バランスを保ち成長したい。増棟して今後新規就農者の受入ができるよう頑張りたい」と決意を述べた。大森さんは「指導いただいた(株)小坂農園のように生産から販売まで一貫した経営をめざしたい。農業技術継承研修先の中村達雄さんから農地とハウスなどを継承でき有り難い。支えて頂いた皆さんのご苦労を無駄にはしない。農業で家族を養っていく覚悟と、5代目と言ってくれた中村さんの農地を守って行きたい。農業者の仲間入りをしたといってもまだまだ未熟。皆さんよろしくお願いします」と決意を新たにした。
むかわ町鵡川地区で3件の農家が誕生した。冬の到来を目前にハウス建てや土作り、レタスの播種作業が始まる。