ニラの収穫始まる・新春一番収穫順調献
2017.1.10
ニラを刈る金谷さん
JAむかわのニラの出荷が1月4日から始まり、年明けからの好天にも恵まれ、ニラの生育は順調だ。蔬菜園芸振興会ニラ部会の金谷昭史さん(部会長)では9日から収穫をはじめた。
ニラがシャキッとしている朝8時頃から1時間ほど刈り取り、下葉処理や規格、選別、計量、結束、箱詰めなどの作業を7名で、夕方6時頃まで行う。
金谷さんではニラを6棟(1棟100坪)栽培し、今後日量30ケース(1ケース5キログラム・50束)をコンスタントに出荷する予定である。
収穫は年10回ほどできるが、ニラ部会では品質、食味を優先し、さらにニラの効能を高めるために、3回程度の収穫と決めている。金谷さんは「年が明け、晴れで穏やかな日が続いたので、昨年の降雪による日照不足を取り戻し、順調に生育した。価格も例年並みに推移している」と話した。
JAの受入は3時から30分と短時間だがスムーズに処理し、各市場に送られる。10日現在は200ケースだが、まもなく全部会員の収穫が始まり、日量300ケース以上の出荷を見込んでいる。
鵡川のニラの出荷量は全道2番目で、平成20年に北海道の安全基準YES!clean(イエスクリーン)を取得し、期間をかけて育成することで品質、食味をより良いものにしてきた。
ニラ部会では、毎週金曜日に集まり、情報交換や品物の目慣らし会を行い、品質の底上げを図り、さらなる高品質生産による収益性向上をめざしている。
ニラの栽培農家は現在25戸で4月末頃まで、休まず収穫がつづけられる。