厳寒に育て・春レタス播種始まる
2017.11.17
苗を丁寧に並べる
順調に進む播種
JAむかわ共同育苗管理センターで11月16日から、春レタスの播種作業が始まった。17日は、午前8時からレタス部会員10名とJA職員3名が土詰め、播種、育苗ハウスへの移動と、順調に作業を進めた。播種作業は7班体制で1班10名が、来年の2月22日迄、9日間行う。作業内容は播種機のトレー挿入や土入れ、種、播種機のトレー受入、トロッコでトレーをハウスに搬入、ハウスの育苗床にトレーを並べるなどである。
1班班長の小浜成史さんは「順調に作業を開始できた。天候に恵まれ、良質でおいしい春レタスを消費者に届けられるよう、厳寒の中での栽培管理をしていきたい」と来春に向け意欲を見せた。
品種は春P(81%)とコロラド(9%)、アイスリューク(10%)の3品種で、平成30年度の植え付け本数は約270万本、ハウス923棟(100坪)の予定。総面積は東京ドームの約7個分に相当する。
小浜班長は「苗作りは最初が肝心で、一斉に発芽させることが重要」と話した。播種したレタスは育苗ハウスで管理され、1日3回、ハウスの開閉、温度管理、灌水などの作業を行い、細心の注意をはらい苗を育てる。
育苗技術管理者(レタス部会役員)はハウス管理常駐者に対する指導と管理を行い、毎週生育を確認し、育苗方針を検討、決定する万全の体制を整えている。苗は約30日後の12月17日に各部会員に渡され、ハウスに定植する予定。