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震災の教室に花贈る・教室に明るさ心いやして

2018.10.18
贈呈した花束
児童に花を贈る松並花き生産組合長

10月9日、JAむかわの花き生産組合(松並恵一組合長)とJAむかわ営農部の高橋壱弥職員が鵡川中央小学校を訪れ、花き生産者の花でアレンジした花束を贈呈した。松並組合長は「地震で傷ついた心をいやしほしい」と大熊龍也校長に花束を手渡した。校長は「教室が明るくなり児童も喜ぶ」と感謝した。早速3年生の教室を訪れ、校長や担任が見守る中、松並組合長が児童代表に花束と花瓶を手渡し、ありがとうの言葉と児童から拍手がわいた。

震度6強の大地震で鵡川地区の宮戸小学校は一部が損傷し、10月9日ようやく学校が使用できるようになった。幸いにも他校は9月18日、13日ぶりに授業を再開したが、児童の心にも大きな衝撃を与え、今も余震でおびえる日々が続いている。

花育教育の一貫として、町内の全教室へ花を贈る取り組みは3回目。子どもたちに丹精込めて咲かせた花々を届けたいとの思いから松並組合長が発案した。花き生産組合員やJA職員が、鵡川を代表する花のアルストロメリアやリシアンサス(トルコキキョウ)、スターチス、カーネーションなどを心を込めてアレンジした。また贈呈した5種類の花の説明書を添え、「むかわの花の日持ちの良さを見てもらいたい」と話した。

大熊校長は「地震で花き生産者の被害はどうでしたか」と訪ねた。松並組合長は「台風でハウスビニールが損傷し、地震では花に大きな被害はなかったけれど、灯油タンクなどが損傷しました。今年花き生産組合は30周年を迎えました。むかわの花の栽培努力や花を見て喜んでもらえれば嬉しい」と話した。

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