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鵡川高校野球部に新米寄贈・感謝の新米200キロ

2019.11.01
新米を贈呈する長門組合長新米を贈呈する長門組合長
鵡川高校野球部に新米贈る鵡川高校野球部に新米贈る

JAむかわは10月17日、社会福祉貢献事業の一環として昨年9月の胆振東部地震で被災した農家でボランティア活動をした鵡川高校野球部に、感謝をこめて新米「ななつぼし」200キロを寄贈した。野球部は震災後、大きな被害を受けたJA組合員のトマトやイチゴ農家で損壊したビニールハウス撤去の力仕事や、落下した農作物の片づけなど多くのボランティア活動を行った。被災した農家組合員は「あきらめかけていたけど、野球部の大きな力で助けてもらい再起することができた」と感謝の言葉がJAに寄せられた。この日、野球部の仮設寮をJA役職員3名が訪れ贈呈式を行った。贈呈式ではミニチュアの米俵と目録が寮生に手渡された。長門宏市組合長は「ボランティアのおかけで復旧が早く進み、元気をいただいた。新米を食べて次の大会で活躍し、むかわを元気にしてほしい」と激励のエールを送った。2年生阿部柊希主将は「農家の方々もまだ大変な状況なのに新米を贈っていただき感謝しています。またお手伝いをさせもらいます。ご飯をたくさん食べ体を大きくしてまた円山球場で戦い、甲子園に行けるよう頑張ります」とお礼と決意を述べた。むかわ町の長谷川孝雄教育長も出席し、JAむかわに感謝の言葉を述べた。野球部員の多くは町外者で寮生活をしている。地震で寮が損壊し住めなくなったので、市街地から4キロほど離れた合宿などで利用する報徳館に移動した。不自由な生活をしながらも「練習よりボランティアをさせてください」と鬼海監督に申し出部員全員が町内の復旧に貢献した。鵡川高校野球部はむかわ町に元気と勇気をもたらし、朝に夕に出会った町民に挨拶をすることで町に活気をもたらしている。鵡川高校野球部は、今年亡くなった名将佐藤茂富監督の「元気、本気、一気」の名言を受け継ぎ、日々努力を積み重ね、むかわ町になくてはならない存在だ。

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