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穀類乾燥調製施設竣工式・起動式

2020.06.29

胆振管内JAむかわは平成30年9月の胆振東部地震で穀類乾燥調製施設が被災し、解体を含め約10ヶ月かけて今年の3月に再建した。新型コロナウイルスで延期していた竣工式と起動式を6月17日、むかわ町文京の同施設内で行った。

玉串奉奠の長門組合長
穀類乾燥調製施設竣工式・起動式

同施設の設計監理をホクレン農業協同組合連合会が行い、(株)サタケが施行した。式典には組合員やJA役職員、来賓の胆振振興局、むかわ町長、町議会議員、設計監理、施行業者ら40名が出席し、完成を祝った。これで同JAの地震被害による農業施設の復旧はおおむね完了した。竣工式では鵡川神社の三上宮司が務め、玉串奉奠では胆振振興局花岡祐志局長ら16名が玉串を捧げた。
 起動式で主催者のJAむかわ長門宏市代表理事組合長は「震災から1年5ヶ月、各関係機関や行政支援で再建することができ、感謝とお礼を申し上げます。昨年度は使用できず、施設の重要性を痛感しました。今後、復興のシンボルとして活用していきたい」と挨拶した。
 胆振振興局花岡祐志局長は「この施設が地域農業に寄与することを期待している」と挨拶した。むかわ町竹中喜之町長は「災害に強固な施設として生産意欲を高めていただき、農業振興に役立てて下さい」と挨拶した。

穀類乾燥調製施設の事業費総額は約12億円で、最新式の荷受設備や乾燥設備、出荷設備などを備えた大型施設。国費の強い農業づくり交付金事業と町費の農業振興施設等整備補助事業の支援を受けて再建した。完成したJAむかわ穀類乾燥調製施設は鉄筋コンクリート造りの平屋で延べ面積1056平方メートル。最新式の設備で麦や米、大豆を処理することができ、農業所得向上と経営安定につなげ、むかわ農業の中核として穀類生産の安定を図る。

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